コメント全文—(年中・女子/母)

1.【ピアノレッスンについて】

娘はピアノを始めて1年弱ですが、丁寧にご指導をいただき、音楽に対する学びを深めているところです。

まず先生が与えてくださる教材がとても良いものだと感じます。

初めはドレミもまったく分からない状態でしたが、フランス語で書かれた教材を使って、イラストと共に音階を覚えていきました。

イラストがよく考えられていて、親でもなるほど!と思いながら、楽しく音階を覚えることができました。

導入から、

  • メソードの教本(手と腕の力を抜き、一音一音を大切に聞いていく耳を育てます)
  • バーナムの教本(曲名に合ったシンプルなイラストと共に基本的な動きを易しく学んでいきます)
  • 童謡など知っている曲で弾ける教本(知っている曲がたくさん出てくるため、歌詞を歌いながら楽しく進めることができます)
  • コダーイの教本(今は導入としてペンタトニックの曲に取り組んでいます。ペンタトニック=五音音階というと難しく聞こえますが、使うのはちょうど五本の指。5つの音をつかって、ヨーロッパのかわいらしい民謡などに親しみます)
  • バスティンの教本(アメリカの作曲家バスティンの教本。Ⅰ度と属七の和音、長三和音=晴れの響きと説明していただきます、短三和音=曇りの響き、などが易しくシンプルに構成され、ロックやダンスの曲など、曲想も様々で、娘も気に入っている教本の一つです)

これらの教本を無理のない範囲で進めてくださいます。

たくさんの教本を平行して与えてくださり、はじめは大丈夫かな?と思いましたが、毎回一つ一つを丁寧に説明していただけるので、無理がかかっていると思うことは一切なく、娘も毎回楽しみに取り組んでいます。

また各教本に応じて、先生が五線紙のノートに宿題をオリジナルで書いてくださいます。既成のワークブックなどを使うのではなく、娘の理解度によって、その時足りないものを課題として出していただけるので、良い形で理解が深まっているように感じます。

幅広い教本を使いながらも、一音一音を大事に奏でることを大切に考えておられます。

教本を次々とこなしくていくというスタイルでは決してなく、手に力が入ってしまうことがあれば、手や身体の使い方をその都度丁寧に教えてくださり、身体に負荷をかけずに音楽を奏でることを教えてくださいます。

 

2.【リトミックレッスンについて】

リトミックのレッスンも娘は毎回楽しみに通っています。

先生はリトミックの国際ライセンス(サティフィケイト)をお持ちでいらっしゃるので、リトミックの考案者ダルクローズの理念にそった、本格的な指導をしてくださいます。

娘は幼児クラスに参加をしていますが、

  • 音の上り下がりを身体を動かしながら体験する(例:音が上がる時は前に進む、下がる時は後ろに下がるなど)
  • 音階を数字に変えて歌う(これを転調していきますが、数字で歌うため、無理がありません)
  • 全音(ドレド=おはよ)と半音(ド♭レド=ねむい)の聞き分け
  • リズム(シンコペーションなど様々なリズムを言葉などに置き換えて楽しく学びます)
  • 拍子(2拍子、3拍子、4拍子を足のステップと一緒に体感します)

など、音楽の様々な要素を身体を動かしながら楽しく指導してくださいます。

リトミックのレッスンは毎回先生の即興演奏によって進められ、その日の子どもたちの反応、理解度に応じて、内容を次々と展開してくださいます。

 

親も毎回見学をさせていただいていますが、音楽の基礎を目に見える形で体感していく子どもの姿に、目からウロコが落ちるような感じで、見させていただいています。

ピアノの練習は一人ピアノと楽譜に向き合うものと思いがちですが、リトミックのレッスンを通じて、音楽の基礎を身体を動かしながら体感し、習得できるので、貴重な機会となっています。

またリトミックで学んだことは、ピアノのレッスンにも取り入れ応用してくださいます。

発表会前に生徒全員で取り組んだ全12曲からなるジョン・ジョージ作曲「ジャングルの一日」も合奏、音楽(タイトルに応じた動物など)の身体表現、演奏、朗読と一人の生徒が何役もこなし、素晴らしい舞台でした。

途中先生のオリジナルでボディーパーカッションも取り入れ、グループごとに難しいリズム(ボディーパーカッション)を掛け合い、奏で、これもまた見事でした。

幼児クラスから中学生クラスの全員が参加した舞台、習熟度が大きく異なる生徒が集まっての演出でしたので、構成を考えるのが大変だったと思いますが、リトミックの時間を使って生徒も真剣に取り組み、達成感も大きかったと思います。

 

3.【発表会・その他行事について】

娘がピアノを習い始めて半年も経たない時に発表会に出させていただきました。

まだ楽譜がしっかり読める状態には至っていなかったのですが、親の不安な気持ちをよそに、しっかりステップアップした曲を与えていただき、発表会に向けて丁寧に指導をしていただきました。

子どもは親が思っている以上に伸びしろがしっかりあるというのが正直な感想で、発表会用にステップアップした曲でも、ご指導いただく内容を一つ一つクリアにしていくことで、発表会で堂々と演奏する姿を見ることができました。

 

先生は発表会でも様々な試みをされていらっしゃいました。

通常の発表会は一人の生徒が舞台に出るのは一回だと思いますが、今回の発表会は時代別にプログラムを構成して、小学生以上は、一人の生徒さんが時代ごとに何回も舞台で演奏をされていました。

時代毎に解説をナレーションで入れてくださるのも分かりやすく、また生徒は演奏する曲の時代背景などをあらかじめ研究、調べて、冊子として配っておられました。

選曲も良く、一つのコンサートとして最初から最後まで楽しんで聞かせていただきました。

 

途中、小学生以上の生徒が行ったバッハのインベンションの研究発表も好奇心をそそられるとても興味深いものでした。

この研究発表もリトミックの時間を使って取り組んだとのことでしたが、生徒が描いたイラストなどと一緒に、主題、反行形、逆行形、動機、転調、拡大などバッハの難解な対位法の解説を生徒が行い、とても分かりやすかったです。

鍵盤ハーモニカを使ってのテーマの演奏、解説も分かりやすかったです。

 

個人の演奏発表にとどまらず、リトミックの発表(全12曲からなるジョン・ジョージ作曲「ジャングルの一日」)、インベンションの研究発表もあり、このように生徒が何役もこなし、子どもが大きく成長する発表会を考えていただき、非常にありがたいことだと感じました。

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